「鍋」が食べたい!~ほうとう鍋~
年が明けてますます寒いですね。
そんな時はやっぱり鍋! 今回は山梨県の「ほうとう鍋」をご紹介します。
「ほうとう鍋」は、小麦粉を練った幅広の麺とカボチャやイモ類・きのこ類・季節の野菜・肉などの具材を、味噌仕立てで煮込んだ鍋料理です。麺の見た目はうどんに似ていますが、材料に食塩を加えないので「こし」が強く、煮込んだ時にでんぷんが溶け出しとろみが出て、他の具材との一体感を生むと同時に、冷めにくいという特徴があります。古くは戦国時代の武将である武田信玄が、戦いの最中に食べていたと伝えられてきました。山梨県には物事がうまく進んだ時に「うまいもんだよ、かぼちゃのほうとう」という言い回しがあるほど、県民に親しまれている郷土料理です。
麺から溶け出すとろみはもったりとして、うま味たっぷりの汁が麺にしっかりとからみ、口の中がいっぱいなる感じ、、、あぁ、なんとも言えない幸福感!煮崩れたカボチャの甘みもたまりません! 皆さんにも食べていただきたい逸品です!