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災害から身を守るために② 避難について



前回は災害についてご説明しましたが、実際に災害があったときに安全なところに逃げることを「避難」といいます。

いつどうやって避難するのか

地震で家が壊れそうな時、火事の時、台風や大雨の時、災害を知らせる放送、役所・消防・警察などからの「避難指示」「避難勧告」があったときは避難所に避難します。この時に「警戒レベル」という言葉が使われるようになりましたが、これは防災情報をわかりやすく以下の5段階に分類したものです。

 

  • 警戒レベル1…気象情報などを確認する
  • 警戒レベル2…避難場所やルートを確認する
  • 警戒レベル3…避難の準備を始める
  • 警戒レベル4…指定されている場所へ避難する
  • 警戒レベル5…命を守るための行動をとる

(参考:青森県国際交流協会「避難情報と警戒レベル~「やさしい日本語」で伝えましょう」http://www.kokusai-koryu.jp/easy_japanese/topics/post-11.html

 

実際に避難をする時には、

  • ガスコンロなどの火をすべて消し、ガスの元栓も閉めて電気のブレーカーも切り、不在時に火事にならないようにします。
  • 準備しておいた非常持ち出し品※を持って、服装は怪我をしないように長そで長ズボン、ヘルメットや帽子で頭を守り手には軍手や手袋をはめ、丈夫で歩きやすい靴を履きます。長靴は中に水が入って歩きにくくなることもあるのでやめましょう。
  • 車・オートバイ・自転車は使わず、歩いて避難してください。
  • せまい道・壁のそば・川のそばを通らないでください。
  • 水災害の場合、水の深さに注意してください。深くて移動できない時は、高いところで助けを待ってください。
  • 避難情報などわからないときは近所の人を頼って、一緒に避難してください。

※非常持ち出し品として準備しておくもの
□貴重品(お金・印鑑・在留カード・パスポート・健康保険証など)
□非常用食品(飲料水・缶詰・乾パンなど)
□懐中電灯 □携帯用ラジオ □乾電池 □衣料 □常備薬・救急用品
□生活用品(ティッシュペーパー・トイレットペーパー・タオル・赤ちゃんがいる方は紙おむつ、粉ミルクなど

避難所での生活

災害で家にいると危険な時に避難するところを「避難場所」「避難所」といいます。広い公園・公民館・学校など、各自治体で場所が決められています。家・職場・学校など、自分のいるところの近くの避難所を事前に調べておくことはとても重要です。自治体のホームページや役所の窓口、ご近所の方に聞くなどして確認しておいてください。
避難所では多くの人と一緒に生活をすることになるので、ルールを守り助け合うことが大切です。例えば、

  • 避難所では靴を脱いでください
  • 食べ物は決められた数と量だけもらってください
  • トイレの使い方・ごみの捨て方を守ってください
  • 周りの人の迷惑にならないよう静かにしてください

などの決まりがあります。必ず守るようにしてください。

今回は避難についてご説明をしました。次回は災害が起きる前にしておくべき準備についてご説明したいと思います。


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