季節感を表現する言葉・3月
3月になりました。今年は暖冬の影響で春の訪れが早く、春の花がすでに咲き始めているようです。今月も季節の言葉をご紹介します。
- 弥生(やよい)
旧暦(きゅうれき)で3月のこと。「弥」には「いよいよ・ますます」、「生」には「草木が生い茂る」という意味があり、草木が芽吹き生い茂る季節を表しています。 - 三寒四温(さんかんしおん)
寒い日が3日間続き、そのあとに暖かい日が4日間続き、また寒い日というように繰り返されること。 - 雛納め(ひなおさめ)
ひな祭りが終わり、ひな人形をしまうこと。 - 鳥曇(とりぐもり)
日本で冬を越した渡り鳥が北へ帰るころの曇り空。 - 引鴨(ひきがも)
日本で冬を越した鴨が、あたたかくなり北方(シベリアなどの寒地)へ帰ること。 - 東風(こち)
春になると東または北東から吹いてくる風のことで、春を呼び梅の花を咲かせるといわれています。 - 春風(しゅんぷう)
春に東から南に吹く、おだやかや風 - 水温む(みずぬるむ)
春になり、池や川の水にあたたかさが感じられるようになり、魚も動き出し水草も生え始めてくるころのこと。 - 麗らか(うららか)
春の日の、晴れて日差しがやわらかくのどかな様子 - 朧月(おぼろづき)
雲や霧などで霞んで見える月のこと。その月が出ている夜を朧月夜(おぼろづきよ)といいます。