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昔ながらの染め文化〜友禅染め〜



皆さんは日本の伝統的な染め工芸である友禅染めをご存知でしょうか? 有名なものでいうと浴衣などが友禅染めにて作られていたりします。
今回はそんな染め文化について少しご紹介します。


友禅とは

絹布に豊富な彩色で花・鳥・草木などの模様を鮮やかに染め出したもののことを言います。友禅にもいくつか種類があり、華麗な京友禅・落ち着きのある加賀友禅・町民に好まれていた東京友禅の3種類があります。


友禅ができるまで

手描き友禅は一枚の白生地から着物が完成するまで20以上の工程があります。
その中でも大きく分けると
下絵→糸目糊置→地入れ→色挿し→水元
と5つの工程に分かれています。
簡単に言えば元となる絵を描き、余計な色を入れないように糊で蓋をしてから色付けして、終わったら糊を水で落とすといった感じです。


友禅の特徴

着物の染色方法は友禅以外にも多くあるのですが、その中でも友禅は全ての工程を繊細な手作業によって絵画のように描き初めていきます。糸目糊(柄の輪郭にある白い線に置かれた糊)を置いた部分がくっきりと白い線として残るため鮮やかな色合いと白の線とのコントラストがデザイン的にも優れており手描き友禅の美しさを引き立てます。糊の置き方や染め方は毎回違うので同じものは1つとしてない特別な作品が生まれます。

皆さんも是非、友禅の浴衣や着物を着てみてはいかがでしょうか?


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