簪《かんざし》について
皆さんは簪《かんざし》を知っていますか? かんざしとは日本の伝統的な装飾品です。飾りとして髪にさし髪をまとめるものとして使われてきました。今では大切なお守りや魔よけの効果もあると言われお土産として人気の商品でもあります。かんざしにも種類がありますが、今回は実際に使うことの多い「玉かんざし」と「平打ちかんざし」をご紹介します!
玉かんざし
一本の棒に丸い飾り玉がひとつ付いているだけのシンプルなかんざし。とんぼ玉と言われるガラス細工やサンゴなど様々なものが飾り玉に使われています。実は贅沢が禁止されていた時代にかんざしを持つことをごまかすために耳かきのような形になっているのも特徴のひとつです。
平打ちかんざし
平打ちかんざしは玉かんざしに似ていますが特徴としては飾り部分が平たく円形や花型などになっています。ここに家紋や名前などの模様を入れていたと言われています。
最近はプラスチック製のかんざしも増えてきたのでお手軽に楽しむことができます。かんざしというと浴衣や着物のイメージが強いですが、普段使いとして髪をまとめるのにゴムではなくかんざしを使ってみてはいかがでしょうか?