土用の丑の日
過去の記事で「土用の丑の日(どようのうしのひ)にウナギを食べると縁起がよい」とご紹介しましたが、今回は、そもそも『土用の丑の日』とは何?についてご紹介したいと思います。
『土用』とは、春・夏・秋・冬、それぞれの季節が始まるとされている日の、直前の約18日間のことを差します。『丑』とは十二支(じゅうにし)の「うし」を差しますが、ベトナムと日本の十二支は少し違うようですね。日本では、子(ね=ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う=うさぎ)・辰(たつ)・巳(み=へび)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い=いのしし)の12種になり、昔の暦では日にちを十二支で数えていました。つまり、土用の18日間のうちで、丑の日にあたる日が『土用の丑の日』になります。
土用の丑の日にウナギを食べる習慣があるのは、「夏」だけの習慣で、春・秋・冬の土用にはそういった習慣はありません。ではなぜ夏の土用の丑の日にウナギを食べるのでしょうか? 夏は暑さのせいで体調を崩しやすいので、ウナギを食べて栄養を摂ろうという考えが昔からありました。ただ「土用の丑の日」に食べるという習慣が広まったのは、「土用の丑の日うなぎの日、食すれば夏負けすることなし」という看板を出したウナギ屋が大繁盛をしたことで、ほかのウナギ屋もまねしたことが始まりだったようです。
今年の土用の丑の日は、7月21日(火)と8月2日(日)の2回です。疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれているので、ちょっとお疲れの方も是非召し上がってみてください!
ちなみに、冬場のウナギは夏場よりも脂がのっているそうですよ~
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