暑さ寒さも彼岸まで
朝晩とだいぶ涼しくなり、昼間も日陰は涼しくなりましたね。
日本には、季節の移り変わりを表す言葉があります。
「暑さ寒さも彼岸まで」
夏の暑さも冬の寒さも、春と秋の彼岸を境にしだいに薄れていき、それ以後は過ごしやすくなるという意味です。
春の彼岸は春分で、この日を境に昼間の時間が長くなっていき、反対に秋の彼岸は秋分の日で、この日以降昼間の時間が短くなります。
日が延びれば暖かくなり、短くなれば寒くなるので、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるようです。
もうひとつ意味があります。季節の変化の使い方とは別に、良いことも悪いことも変転する、またはつらいこともいずれは終わるなどです。「暑さ寒さも彼岸までと言われるように、悪いことばかりじゃなく、辛抱すれば必ずいいことがあるよ」と願望や期待の意味を表す場合もあります。
最近は季節感のずれを感じることが多くなりましたが、すぐそこには秋がきています。体調には十分気をつけて過ごしましょう。