日本とベトナムの違い【お正月 3】
前回に引き続き、日本とベトナムのお正月の違いをご紹介します。
今回は、お正月の伝統的な「行事」について比べてみました。
① 初詣
年のはじまりに神様へのご挨拶とお祈りをする初詣は、日本にもベトナムにもあります。しかし全く同じという訳ではなく、少しずつ違います。
例えばベトナムでは、お菓子や果物などのお供え物を用意しますが、日本ではお賽銭がスタンダードです。金額は「お気持ち」とされ、自分で決めます。「5円（ご縁）」「15円（十分なご縁）」など、語呂合わせで決めることもありますよ。
② お年玉
お年玉も日本とベトナム共通の年行事です。どちらの国も、親や叔父・叔母など親族の大人から子供たちへあげる、という形が多いですね。
ベトナムでは孫から祖父母へもありますが、日本は年長者から子供や目下の者へのみ、という違いがあります。
またベトナムでは赤い袋や紙で包まれて渡すことが多いようですが、日本では子供向けに人気キャラクターなどが描かれた袋（ポチ袋と呼ばれる）があります。
異なる国同士でも、行事や考え方が似ていると親近感がわきますね。
次回は、お正月の「文化や遊び」についてご紹介します。
