study日本語 敬語の「お」「ご」

日本語の基本を学ぶとき、スタンダードな丁寧語・敬語をまず覚えると思います。しかし、敬語は日本人でも難しいと感じ、間違った使い方をしている人も多くいます。
今回は、敬語でよく使われる「お」の付く敬語・「ご」の付く敬語をメインに紹介いたします。
「お」と「ご」の違い
「お」が付く場合と「ご」が付く場合の使い分けに悩んだことはありませんか?その違いとは、
「お」…和語につく(日本由来の訓読みの言葉)
「ご」…漢語につく(中国由来の音読みの言葉)
このような違いがあります。
また、言い回しや不自然な言葉にならないよう、固有名詞や自然現象、生き物などには「お」も「ご」も付かないというルールもあります。
「お」「ご」の使用例
◯「お」の付く敬語例
- お子さん
- お話
- お書きください
- お招き
- お名前
◯「ご」の付く敬語例
- ご子息
- ご挨拶
- ご記入ください
- ご招待
- ご氏名
「お」と「ご」の対になる形で紹介しましたが、もちろんここには書ききれないほどの言い回しがあります。テレビのニュースや会社内での話し方も参考にしてみてください。
発音の際の言いやすさなどを考慮する場合もあり、覚えるのが難しい敬語ですが、社会や仕事においてはとても重要です。単語や意味を覚えるだけでも大変ですが、少しずつ使える言葉を増やしていけるといいですね。