バインミー考察
フランスとベトナムの折中文化???
『街中にバインミー店がぽつぽつと』
在日ベトナム人数は52万人、72万人の中国に次いで2番目に多い在日外国人としての位置を占めるにいたった。東京の街角ではベトナムの食材、食品を扱うベトナム雑貨店をちらほらと見かけるようになり、更に、ベトナムの代表的なサンドイッチとして有名な「バインミー」を専門に扱う店舗も出現しはじめました。我が職場のベトナム人女性スタッフの友人も「バインミー店舗」を開店することとなり、著者も来週、開店祝のサクラ要員として動員されることとなった次第です。
そこで、今回は「バインミー」をテーマに考察することにしました。
バインミーとは、本来はベトナム語でパン全般を表すらしいですが、昨今は主に「フランスパンに具材を挟んだサンドイッチ」を表し、ベトナムを代表する逸品だそうです。
フランスパンに関しては、かつての歴史的な影響と著者は容易く理解できるのですが、挟む具材として大根と人参の「なます」は欠かせない食材だそうで、著者にとっては摩訶不思議な存在です。
「なます」と言えば、著者は正月の箸休めとして紅白の人参と大根を甘酢で〆たさっぱりした酢漬けを思い浮かべるのですが、パンに挟む具材としては思いもつきませんでした。更にハムやフライ、パクチ等も挟み、パンにはレバーペーストまたはバターを予め塗り、「バインミー」の出来上がりです。
フランスパンにベトナム風の食材を挟む、正に仏越合作の逸品、
是非、日本の同僚に薦めてください。
「バインミー」の話をしていたら、日印(日本・インド)の合作、「カレーうどん」が頭に浮かんできたので、次回のテーマとして考察します。