十二単(じゅうにひとえ)
着物(きもの)や浴衣(ゆかた)は知っている方もいるかと思いますが、十二単というものをご存知でしょうか? 平安時代(へいあんじだい)(794〜1185年)の宮(みやこ)に仕える女性の正装(せいそう)でした。いまでも日本の皇族(こうぞく)は、即位式や皇族妃の婚礼式(こんれいしき)で十二単を用いています。日本の「雛人形(ひなにんぎょう)」のお姫様も着用しているものですね。
十二単、なので12枚着ていると思いがちですが、実は
- 5枚の「五衣(いつつぎぬ)」
- 「打衣(うちぎぬ)」
- 「表着(うわぎ)」
- 「唐衣(からぎぬ)」
の合計8枚を十二単と呼び、この下に下着の役割の「単衣(ひとえ)」を着用します。ちなみに、十二単はすべて着用すると・・・なんと15キログラムもあります。こんな重量の服を纏(まと)いながら仕事をしていたそうです。十二単ですが、体験が出来る場所もあるそうなので、気になったら調べてみると面白いかもしれないです。