目のかゆみ、花粉症ではないかも！
花粉の季節に入ってから、目のかゆみを感じている人も多いかと思います。でもそのかゆみ、花粉ではなく「まつげダニ」からの“サイン”かもしれません。ほとんどの人の肌には「毛ダニ」というダニが生息しています。毛ダニは生息している場所によって呼び方がかえられていて、顔にいるダニは「顔ダニ」、まつげの根元にいるダニを「まつげダニ」と呼んでいます。毛ダニは通常、毛根などで過剰に分泌した皮脂を分解し、雑菌を殺す働きもしてくれているということで、人には無害どころかありがたい存在です。花粉症でもないのに、目やにが多い・涙目・かゆい・ごろごろする・痛い・目の周りが荒れるなどといった症状がある場合、なんらかの原因で細菌が増えたところにまつげダニが寄生して、症状があらわれたと考えられるそうです。細菌が増える原因としては、免疫力の低下・メイク汚れ・コンタクトレンズが合っていない・アトピーなどのアレルギー・肌に合わないスキンケアや塗り薬の使用、などがあります。花粉症だと思って使っていた塗り薬が、実はさらに症状を悪化させているということも。目やその周りにトラブルを感じたら、まずは洗顔などで肌を清潔にして（やりすぎは逆効果ですよ）、免疫力を高めるために生活習慣を整え、睡眠や食事にも気をつけるようにします。それでもトラブルが続く場合、ダニや細菌に詳しい眼科医に相談してみてください。
