電車賃の値上げ
エネルギーや資源の価格上昇や世界的な情勢から、わたしたちの生活にかかわるいろいろなものが値上げされていますが、JRや首都圏の私鉄の運賃も3月18日に値上げされました。値上げは切符・ICカードの区別なく10円で、消費税増税以外ではJR東日本でははじめてのこと。東京メトロでも28年ぶりということで、そんなに長い間値上げがなかったことにも少し驚きました。通勤定期の運賃はJR東日本で280円、東京メトロは370円、私鉄は600円が加算されますが、学生が使う通学定期券には加算がなくこれまでと同じ運賃です。 今回運賃が値上がりしたのは、駅などのバリアフリー化、エレベーターや転落防止のホームドアなどの設置を進めるためのもので、「鉄道駅バリアフリー料金制度」という鉄道の利用者に幅広く費用を負担してもらう国の制度が活用されました。ホームドアを１つ設置するだけでも400万円もかかるということで、これをすべての駅に設置するとなるとかなりのお金が必要ですよね。JR東日本では今回の値上げで、「2031年までに主要な在来線330駅でホームドア設置」を目指しているんだそうです。
