寒さと睡眠 1.間違った寒さ対策
寒いとなかなか寝付けない、寝ても夜中に何度も起きてしまう、といったことはありませんか?寒さ対策のために行っていることが、もしかしたら寝付けない原因になっているかもしれないそうです。
- 厚着や靴下
人は体の中の温度(深部体温)を下げることで、睡眠に入ります。ですが、過度な厚着をしていると深部体温を下げることがうまくできない可能性があります。靴下をはかないと足が冷たいという方も、布団に入る時に脱ぐか寝ている間に脱げるような緩い靴下を選ぶとよいでしょう。 - 電気毛布などをつけっぱなしにする
電気毛布などを一晩中つけたままにすると、布団の中が必要以上に熱くなり深部体温が下がらず睡眠の質が悪くなることがあります。冷たい布団を寝る前に電気毛布で温めておくのはいいですが、寝るときには切るか、タイマーを短時間にセットしておくとよいでしょう。 - 掛け布団や毛布などを重ねすぎる
厚着や靴下と同様に、掛け布団などを何枚も重ねすぎるのはよくありません。掛け布団などは重ねる順番によって感じる暖かさが異なります。綿・ウール・カシミヤなどの天然繊維のものは吸湿性が高いため、羽毛布団の内側で使うと汗を吸って快適な状態を保ちます。アクリルなどの合成繊維のものは、肌に近い部分で使うと湿気の調節がしづらくムレやすいので、羽毛布団の上に重ねると羽毛の保温力を高められます。
次回、「ぐっすり眠る方法」に続きます。