寒さと睡眠 2.ぐっすり眠る方法
寒い夜でもぐっすり眠るためには、次のような方法があります。
- 睡眠前に体を温める
睡眠には体の中の温度(深部体温)を下げることが大切=睡眠前に体を温めることで、スムーズに眠ることができます。そのためには、寝る1~2時間くらい前に40℃程度のお風呂に入ると効果的です。42℃以上だと逆効果なので、少しぬるめのお風呂にゆっくりつかりましょう。また、カフェインの入っていない温かい飲み物を、寝る1時間から数時間前に飲むのもよいです。白湯やホットミルク、ハーブティーなどもおすすめです。お酒は一時的に眠りやすくはなりますが、眠りの質を下げることがあるのでおすすめしません。 - 部屋・寝具を温める
寝る前にお風呂や飲み物で体を温めても、部屋や寝具が冷えていては、うまく深部体温を下げることができずに寝付きが悪くなってしまいます。部屋は20~22℃程度に暖めておいて、寝る時に暖房を切るかタイマーで切れるようにします。寝具内の温度は32~34℃が理想といわれているので、電気毛布や布団乾燥機などを使って寝る前まで暖めておいて、寝る時に切るかタイマーで切れるようにします。 - 季節にあった寝具を使う
前回も紹介しましたが、掛ふとんなどは掛ける順番で暖かさが変わります。また、寝具が重すぎるとうまく寝返りができずに睡眠の質が悪くなることがあります。パジャマも保温性と吸湿性の高い素材のものにするなど、季節にあったものを選んでください。
寒くなると体が疲れやすくなります。また、冬はには感染症も増えるので、しっかりと睡眠をとって冬に負けないように心がけてくださいね。