日本の「そばやさん」を楽しもう！（１）
駅の『立ち食い そば や』を冒険しよう！
皆さんは電車に乗るために駅をよく利用すると思いますが、駅構内もしくはホーム上に設けられた『そばやさん』から、おいしそうに漂う臭いに気付いたことがありますか？『そば』は日本を代表する古くから親しまれている『伝統的な麺』で、醤油ベースのスープとともに食べますが、そのスープの臭いは我々日本人の胃袋に強くアピールします。出勤や登校時に家を出掛ける際はきちんと朝食を取ってから臨むのが大前提ですが、寝坊したり準備に時間が掛かったりで、ついつい朝食抜きで駅へ急ぐこととなります。駅構内に漂う醤油スープの臭いに誘われて『駅のそばや』へ飛び込みます。
自宅近くの「駅そば」にするか職場や学校近くの「駅そば」で食事を済ませるかは各々の好みや体調、電車の待ち時間の具合等によります。いずれにせよ、ほんの僅かな隙間時間に食事を済ませるので、ゆっくり椅子に座ってテーブルで食べるわけにはいきません。よって、立って食べるのですが、このような行儀の悪い食べ方を「立ち食い」と表現し、子供の頃に「立ち食い」をすると親から「行儀悪い」とよく叱られました。ところが、大人って勝手ですね、日本人が「せっかち」というか、「隙間時間」をねらって「僅か１５分の軽食」を駅構内もしくはその周辺で済ませるのですが、旨いんだなぁ、これがぁ。著者はこのスタイルで軽食をよくとります。
皆さんも、休日とかに駅構内の「立ち食いそばや」で、「どんぶり」を片手に持ち、「割りばし」を使って麺を口に運び、セッカチな日本人の味を楽しんでください。西欧人は食事中に発する音を「行儀が悪い」と極度に嫌う傾向があるようですが、我々日本人は他人が隣で麺をすする「ズルズル」という音には寛容で、特に著者に於いては私も食べたいと空腹感を助長してくれます。ベトナムでは音をたてて麺をすする行為はマナー違反ですか？さてさて、読者の皆さんの中には「そば？」、「うどん？」、何それ？と思う方もいるかも知れませんね。
次回は、日本を代表するソウルフード「そば」と「うどん」について考察します。
