日本各地の郷土料理:福島県
各地域にある食材を使って作られた歴史のある料理を郷土料理(きょうどりょうり)と言い、その場所でしか食べられない珍しい料理や世界でも有名な料理などを紹介していきます。今回は「福島(ふくしま)県」です。
こづゆ
福島県では会津塗(あいづぬり)と言われる赤く漆(うるし)で塗られた器が有名ですが、その器に貝のだしで煮込んだキクラゲ、わらび、里芋(さといも)などの具材を盛りつけた料理を「こづゆ」といいます。100年以上前から食べられてきた歴史のあるもので結婚式やお祝い・祭りの時には欠かせない料理です。 入れる具材は7または9種類にすると奇数で縁起が良いと言われています。こづゆを一から準備して作る家庭は少なくなってきているそうですが、現在はレトルトのものやお皿もセットで売られているため気軽に料理を楽しむことができますよ。