異体同心
「異体同心（いたいどうしん）」という四字熟語があります。「異体」とは異なる体のこと、「同心」は心が同じであることで、それぞれ異なる体を持っているが、心は強く結ばれているという意味の言葉です。おもに夫婦や親しい人間関係などの深い関係に使われます。
先日、私の子どもが通う幼稚園の園長先生が、この言葉を用いてお話をしてくださいました。
コロナ禍で、いつもと違っていた１年。行事などに制約があり、手探りではあったけれど、わたしたちはわたしたちのやり方で、無事に１年を終えることができた。むしろ園児たちは特別な行事がないことで、年齢関係なく広い園庭で触れ合う時間が増え、親愛と信頼の心で絆を築いていた。わたしたちはコロナ禍でも、異体同心の関係を得ることができた、と。
未だに先が見えない新型コロナウイルス感染症、緊急事態宣言は解除され、気候とともに少し気が緩んでしまいそうですが、宣言の有無に関係なく、取り戻したい日常への思いは皆同じ。改めて気を引き締め、過ごしていこうと思いました。
みなさんはいま、どう過ごしていますか？
