サバを読む
「サバを読む」とは、年齢を少し若く体重は軽く身長は高くと、都合のいいように数をごまかすことを言います。
この「サバ」を漢字で書くと「鯖」、つまり魚のサバのことなのですが、なぜ数をごまかすことに魚のサバが使われているのでしょう?
「サバを読む」の「読む」は、「数える」という意味で使われています。昔、市場では大量のサバが取引されていましたが、サバは傷みやすい魚だったため取引にスピードが重要視され、目分量で数を測定していたので、実際の数とは合わなかったことから「サバを読む」と言われるようになり、時代を経て数をごまかすという意味になっていきました。サバにとってみれば、ちょっと不名誉な言葉ですよね。
そんなサバですが、冷凍やひものなど、スーパーでよく見かける魚ですが、旬は10月~12月頃で、「秋サバ」「寒サバ」などと呼ばれます。旬のサバは脂がのって、焼いていただくのはもちろんですが、私はお酢でしめた「しめサバ」が大好きです!サバの燻製もおすすめですよ。