七夕の夜空
7月7日は七夕(たなばた、またはしちせきともいいます)。天の川を挟んで輝くふたつの星で、おり姫と彦星が年に一度会うことが許される星まつりの日です。
七夕の天気は晴れている時が少ないイメージがあります。それも仕方ないですね。梅雨の時期とかぶってしまっているからなんです。夜空を見上げて織姫と彦星を探すのは大変かもしれません。
7月7日前後の21時すぎ、東の空を見上げるといくつか星が見つかるかもしれません。とくに明るく輝く星を見つけたらそれは「おり姫/ペガ」「彦星/アルタイル」です。北寄りにあって高い場所に見えるのがおり姫です。もうひとつ明るい星が左のほうにありますが、それは「デネプ」白鳥座です。この3つを結んでできている三角形を「夏の大三角」といいます。
梅雨空で晴れていなくても、七夕の星空が見られるのはその日だけではありません。7月7日をすぎても同じような星空が見られます。7月29日や8月27日は新月で、月明かりの影響も少ないので、ペガとアルタイルの間に流れる天の川も見つかるかもしれませんよ。