山の季語
5文字・7文字・5文字の日本語で文を考える俳句には季語(きご)と呼ばれる季節を色々な表現で考えられた俳句ならではの言葉があります。その中で、今回は「山」に関しての季語をご紹介します。
春は「山笑う(やまわらう)」
- 花が沢山咲いて明るい様子を「笑う」という言葉で表しています。
夏は「山滴る(やましたたる)」
- 草や木の葉っぱで覆われて緑が滴る(美しさが溢れている)ように見えることから付けられています。
秋は「山粧う(やまよそおう)」
- 粧うという言葉はメイクするという意味で、山がメイクしたように赤や黄色に変わっていく様子を表しています。
冬は「山眠る(やまねむる)」
- 冬は雪が降り、動物も冬眠でいなくなるため静かになる様子を眠ると表現しています。
山は季節によって色々な姿を見せてくれます。ふとしたときに季語も感じてみてはいかがでしょうか。