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粘膜免疫に重要な「IgA」



「IgA(免疫グロブリンA)」とは、血液や体液中に含まれる抗体の一種です。粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して、感染しないように阻止する働きがあります。特定の細菌やウイルスだけに反応するのではなく、多くの種類の細菌やウイルスに反応するという特徴があるため、さまざまな感染症の予防ができます。ということは、IgAの量が少なくなるなど免疫力が低下してくると、病気にかかりやすくなったり、疲労感が出やすくなったりします。IgAにも強いIgAと弱いIgAがあり、強いIgAは腸内細菌などをしっかりキャッチしウイルスの毒素にも対応することができますが、弱いIgAは良い菌と悪い菌を見分けることができずウイルスの毒素に充分に対抗することができません。強いIgAを作るために生活習慣や食生活を整えましょう。


  • 脂質のとりすぎに注意し、主食・主菜・副菜の栄養バランスが取れた食事を心がける
  • 6~7時間の睡眠を目標に、疲れやストレスを翌日に持ち越さないようにする
  • 動物性たんぱく質(レバー、うなぎ、チーズなど)、緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど)、ミネラル類(カキやカニなどの魚介類、ごまやピーナッツなどのナッツ類)を意識して食事に取り入れる
  • 善玉菌が含まれる発酵食品や乳製品(ヨーグルト、納豆、チーズ、キムチ、みそなど)で、腸内細菌のバランスを整える

免疫機能を高めて感染症予防を目指そう!


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