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日本の「そばやさん」を楽しもう!②



『そば』と『うどん』と『和風だし』 日本の味だぁ!

手軽に食べられる日本の麺類の代表は『そば と うどん』です。両麺とも和風スープと絡めて食べ、そのスープは同種で『醤油ベースのスープ』を用いるのが一般的です。 麺類に用いる『和風だし(スープ)』は、麺類だけではなく多くの『日本料理』の味の元となる代表的な味付けです。その味付けはカツオ(魚)を乾燥硬化させた魚の身を削った『カツオ節』、海藻でそれを乾燥させた『昆布』をお湯に浸し旨味を出し、後にまろやかな甘味を加える『みりん(アルコール原料)』等を入れ、最後に味付けの基本となる『醤油』を加え東日本風の黒色スープの出来上がりです。ちなみに西日本風のスープは『昆布と鰹節』のだしが濃い東日本風と比較し色の薄いスープとなります。
さて次は『そば』の考察をします。蕎麦は穀物でその実を挽いた『そば粉』を打った黒褐色の麺で、蕎麦だけでは麺の繋ぎを維持するのが困難なため、小麦粉を加えて麺の繋ぎ性を増強させます。そばの黒褐色はそば粉の色からきています。そば粉と小麦粉の分量割合により、八割そば、五割そばと表現します。そば比率が高いほど大人好みで歯切れの良い食感を楽しめ、小麦の割合が増すと柔らかい食感となります。冬の寒い時期は特に他のアジア諸国同様、『汁そば』として暖かいスープとともに麺を食するのが、通年の標準的な食べ方です。さて、問題は夏の暑い時期です。皆さんは既に高温多湿な『日本の夏』 を体験済みで、もしかしたら、熱帯地域から来られた皆さんの中には、『自国よりも日本の夏は暑苦しい』と思っている方がいると思いますが、同様に日本人も夏季には冷たい食事をして暑さをしのぐ習慣があり、先ずは蕎麦を茹でた後に冷水で冷やして締めて水を切り皿等の食器に盛ります。さて、食べ方は箸で麺を摘み、湯飲み茶わん状の容器に注いだ『濃い目の醤油ベースの汁 』に浸して、ズルズルと音をたてて冷たい蕎麦を食べ、涼感とともに『日本の夏』を味わいます。
是非是非、スーパーマーケットの『麺コーナー』で黒褐色の『生麺(そば)』とペットボトル容器に詰められた液状の『そばつゆ』を高価な物ではないので購入し試してください。濃縮タイプの『そばつゆ』は冷水や氷で薄め、刻み葱や緑色のワサビを『薬味』として『そばつゆ』にトッピングすれば、ネイティブな『日本の夏の冷やし蕎麦』の出来上がりです。夏季のコンビニエンストアの『お弁当コーナー』には、麺とスープが一つの容器に納まった冷やしそばが並んでいるので、先ずはそれを試して気に入れば自宅で試してください。


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