日本各地の郷土料理:大分県②
各地域にある食材を使って作られた歴史のある料理を郷土料理(きょうどりょうり)と言い、その場所でしか食べられない珍しい料理や世界でも有名な料理などを紹介していきます。
今回は「大分県(おおいた)」2回目のご紹介です。
やせうま
大分県には「やせうま」という不思議な名前のおやつがあります。
小麦粉をこねて平たくのばし、短冊のように切ったものをゆでて、きな粉と砂糖をまぶして食べる素朴なお菓子です。
作り方はとてもシンプルですが、もちもちとした食感と、香ばしいきな粉の甘さがよく合い、食べるとどこか懐かしい気持ちになります。材料は小麦粉と水、きな粉と砂糖だけなので、家庭でも簡単に作れるのも魅力です。
「やせうま」という名前の由来にはいくつか説があります。昔、都から大分に来た貴族の子どもが「やせうま」という乳母に、小麦粉をゆでたお菓子を作ってもらったことから広まったという話が有名です。その名前がそのまま料理の名前になったといわれています。
大分は昔から小麦の生産が盛んで、粉ものの料理が多く残っています。「だんご汁」や「やせうま」もそのひとつで、人々の暮らしに寄り添ってきました。
旅行で大分を訪れたら、郷土料理としての「やせうま」をぜひ味わってみてください。
