季節を表現する言葉・9月
9月に入り、8月とは違った風を感じるようになりました。皆さんは季節の変化を感じていますか?
今月も季節の言葉をご紹介します。
- 長月(ながつき)
旧暦で9月のこと。その由来は、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」が略されたものという説が最も有力です。 - 秋袷(あきあわせ)
秋になって着る袷(あわせ)のこと。袷とは裏地のある和服のこと。 - 秋茄子(あきなす)
秋の末になる茄子。実がしまり甘みがある。「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、「憎らしい嫁に美味しい茄子を食べさせるのはもったいない」「秋茄子は体を冷やすから大事な嫁には食べさせるな」「種の少ない秋茄子を食べると子種ができなくなる」という3つ意味があるといいます。 - 鰯雲(いわしぐも)
白い小さな雲が、魚のうろこのように群がり広がっている雲で、秋に多く見られる。この雲が出ると鰯の大漁があるといわれた - 菊日和(きくびより)
菊の花が咲く頃の良い天気。秋の穏やかな晴天。 - 秋天(しゅうてん)
秋の空。秋の澄み渡った空。 - 二百十日(にひゃくとおか)二百二十日(二百はつか)
9月1日は立春(りっしゅん)から数えて二百十日目に当たり、この時期に多い台風の厄日として昔から知られています。また、9月11日は立春から数えて二百二十日に当たり、台風が来る第二の厄日と言われています。 - 野分(のわき)
秋から冬にかけて吹く暴風。特に二百十日・二百二十日前後に吹く台風。