雷が起きたらどこに逃げるか
お天気アプリから雷に関する通知が届いた、雷の音が聞こえた、急に暗くなってひんやりとした空気に変わったなど、屋外にいるときに雷のサインがあったら、すぐに安全な場所に避難が必要です。遠くで音がしているからまだ大丈夫、なんて考えないでください。音の速さは秒速340m、音が聞こえた時点でいつ落ちてきてもおかしくないのです。では、どこに逃げるのか。
鉄筋コンクリートなどのしっかりした建物の中
木造の建物であっても基本的には安全です。ただし鉄筋コンクリートの場合は電気が壁を通して地面に吸収されるのに対し、木造の場合は固定電話や電気器具、水道の蛇口などの金属に触れていると感電する可能性があるので、それらからは離れましょう。
車、バス、電車、飛行機
乗り物も基本的には安全ですが、必ず窓を閉めて金属部品には触れないようにする
もし逃げる場所がない場合は、
- 両足をそろえ膝を折って姿勢を低くし、つま先立ちをして地面との接地面をすくなくして(地面に落雷した場合の電流を受けないため)、両手で耳をふさいで鼓膜が破れるのを防ぐ。
- 電柱・煙突・鉄塔などの高い物体が近くにあれば、そのてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で4m位上離れたところに退避。
- 高い木の近くは危険なので、最低でも木のすべての幹・枝・葉から2m以上は離れる。
暖かくなり屋外の活動も多くなるかと思います。急な天候の変化には注意するよう心がけてください。