お金のはなし・10円玉
1円玉、5円玉と紹介してきました「お金のはなし」。今回は10円玉についてご紹介します。
【10円青銅貨幣】
素材:銅95%、亜鉛4%~3%、錫1%~2%
直径:23.5mm
重さ:4.5g
厚さ:約1.5mm
側面:ギザギザなし
発行開始日:昭和34(1959)年
図柄・表面:平等院鳳凰堂、唐草
図柄・裏面:常盤木、「10」、製造年
表面の「平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)」は、京都府宇治市にある世界文化遺産に登録されている寺院で、その姿は美しく観光客にもとても人気のある場所です。
過去の記事の中で、1951年から1958年には側面にギザギザにある10円玉が製造されていたと掲載しましたが、当時は硬貨の中で一番高額なものが10円だったので、それがわかりやすいようにとギザギザがつけられていました。その後50円玉100円玉が発行されたので、現在のギザギザのないものになったということです。
素材のほとんどが銅でできているため消臭殺菌効果があり、靴の中に10枚ほど入れておくと、一晩で匂いが消える!ということもあるようですので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
【日本のお金・過去の記事はこちら】
日本のお金 前編 https://tkg-rice.com/event/life/japans-money
日本のお金 後編1 https://tkg-rice.com/event/life/japans-money4
日本のお金 後編2 https://tkg-rice.com/event/life/japans-money3