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「おそばやさん」で楽しめる「ご飯メニュー」



前回は「おそばや」のテーマで、そば と うどんを中心とする「麺」のメニューにスポットを当てましたが、今回は「ごはんメニュー」に関して考察します。大概の「おそばやさん」は「ごはんメニュー」も扱っており、特に「丼(どんぶり)」という大きな茶碗に「ごはん」を盛り、その上に「料理(具材)」をトッピングする「丼(どんぶり)メニュー」を提供しています。概ねその味の基本は、醤油ベースで鰹(魚系)に砂糖等を加えた甘味の出汁(だし)で味を整えます。 丼(どんぶり)に「ご飯」を盛るまでは、各メニューの名前は「(具材・料理名)を付して丼(どんぶり)」と称します。 中でも一番シンプルなのは「たまご丼(どん)」で、醤油ベースの「和風だし」にタマネギ(もしくは長ネギ)の切材を加え煮立て、かき卵」流し込み綴じた具材を丼に盛られた「ごはん」にトッピングした軽食です。その「たまごーどん」を基本に「鶏肉」追加し綴じたメニューを「親子丼(おやこ-どん)」と称します。鶏肉と「親」、卵「子」合わせて「親子」、丼に乗せて「親子」ともども、食べてしまう、残酷なネーミングですね。因みに、豚肉を綴じこむと「豚肉と鳥の卵は他人の関係」なので「他人丼」と称します。まぁ、単なる「言葉遊び」なんでしょうが、外国人の方々には「残酷」と感じるかも知れませんね。 続いて、卵を綴じこむ具材の王様「とんかつ」の登場です。先ずはその名称の考察ですが、「豚の音読みでトン」、フライを意味するフランス語の「コートレット→カツレット」が訛って「かつ」となり「トン+カツ=トンカツ」となったようです。そのトンカツを一口大に切り同様に卵で綴じ煮した具材を「丼ごはん」にトッピングするのが「かつ丼」で、昨今、この「かつ丼」は観光で訪れる欧米人に好評の「丼メニュー」です。
「そばやさん」で提供される他の揚げ物で和食の「天ぷら」がありますが、その昔、ポルトガルから伝わった揚げ物「テンペロ」が 日本へ上陸し訛って「天ぷら(てんぷら)」となったようです。「おそばやさん」のメニューで天ぷらは別格な存在、「ごちそう」として庶民の心に響きます。魚介類や野菜類を小麦の衣にくぐらせ油で揚げるのですが、とりわけエビは正月に食べる「縁起の良い食材」とされています。その「海老天ぷら」に和風醤油ベースのたれをかけて「丼めし」にトッピングするのが「海老天丼」です。
「天ぷら」は暖かい蕎麦や冷たいうどんにもトッピングされ麺類にも花を添えます。あっ、ご飯メニューに欠かせない一品を忘れていました、それは「カレーライス 」です。「洋食やさん」のカレーライスと同様に平たいお皿にご飯を盛り、カレールゥをトッピングするのですが、「和風だし」をベースに調理されたマイルドな味で、「そばやのカレーライス」を好む人も多いです。著者がこの投稿で紹介した「そばやさんのメニュー」は、安価版は駅近の「立ち食いそばやさん」で、少々値の張る街中のそばやさんは日本人の先輩に奢らせて試してください。冷たいそばを食べる夏には『そば湯』を、暖かい焼酎を飲む冬には『そば湯割り』を店員さんに注文すると、日本人の先輩はあなたのことを『日本通』と評価しますよ! 『そば湯』は各自で調べてくださいね。


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