日本各地の郷土料理:山梨県②
各地域にある食材を使って作られた歴史のある料理を郷土料理(きょうどりょうり)と言い、その場所でしか食べられない珍しい料理や世界でも有名な料理などを紹介していきます。今回は「山梨県(やまなし)」2回目のご紹介です。
馬刺し(ばさし)
馬刺し(ばさし)は、馬の肉を生のままスライスして食べる料理です。日本では、主に熊本県や長野県、福島県、そして山梨県などで食べられています。山梨県では、特に富士山のふもとにある地域(郡内地方)で昔から親しまれている郷土料理のひとつです。
馬刺しは、脂が少なくてあっさりしていて、ヘルシーな食べ物としても人気があります。食べるときは、しょうがやにんにくを薬味として使い、しょうゆにつけて食べるのが一般的です。肉はとてもやわらかく、くさみも少ないため、生肉が苦手な人でも食べやすいと言われています。
赤身だけでなく、「たてがみ」と呼ばれる白い脂身の部分や、「霜降り」と呼ばれる脂が混じった肉もあり、部位によって味や食感が違うため、いろいろな部位を食べくらべるのもおすすめです。
馬肉は昔から栄養価が高く、体に良いとされていて、スタミナをつけたいときに食べられてきました。山梨の馬刺しは、新鮮な馬肉を使っていて、安全にも気を使って作られていますのでぜひ気になる方は馬刺しを食べてみてはいかがでしょうか
