日本各地の郷土料理:滋賀県②
各地域にある食材を使って作られた歴史のある料理を郷土料理(きょうどりょうり)と言い、その場所でしか食べられない珍しい料理や世界でも有名な料理などを紹介していきます。 今回は「滋賀県(しが)」2回目のご紹介です。
鮒寿司(ふなずし)
鮒寿司(ふなずし)は、滋賀県の郷土料理で、昔から伝わる発酵食品です。主に琵琶湖でとれる「ニゴロブナ」という魚を使って作られます。作り方はとても手間がかかります。まず、ウロコや内臓を取ったフナをたっぷりの塩で長い時間漬けます。そのあと、炊いたごはんと一緒に重ねて桶に入れ、数か月から1年ほど発酵させて作ります。
できあがった鮒寿司は、チーズのような強いにおいと酸っぱい味が特徴です。はじめて食べる人には少し驚かれることもありますが、好きな人にとってはクセになる味です。
滋賀県では、お祝いごとや特別な日に出されることもあります。
鮒寿司には、魚を長く保存するための昔の人の知恵がつまっています。冷蔵庫がなかった時代、魚を塩とごはんで発酵させて保存していたのです。今では健康に良い発酵食品としても注目されています。
滋賀に行く機会があれば、ぜひ本場の鮒寿司を体験してみてください。少し勇気がいるかもしれませんが、日本の伝統の味を知るよいきっかけになりますよ。
