日本各地の郷土料理:奈良県②
各地域にある食材を使って作られた歴史のある料理を郷土料理(きょうどりょうり)と言い、その場所でしか食べられない珍しい料理や世界でも有名な料理などを紹介していきます。 今回は「奈良県(なら)」2回目のご紹介です。
奈良漬(ならづけ)
奈良漬(ならづけ)は、奈良県で生まれた伝統的なつけものです。ウリやキュウリ、ナス、スイカの皮などの野菜を、酒かすに何回もつけかえて作ります。酒かすの中でじっくりと時間をかけて発酵させることで、香りがよく、味に深みが出ます。奈良漬の特徴は、少し甘くてアルコールの香りがすることです。食感はシャキッとしていて、かむたびに酒かすの風味が口の中に広がります。ごはんのおともとしてだけでなく、お酒のつまみにもぴったりです。
もともと奈良漬は、昔の人たちが野菜を長く保存するために工夫して生まれたものです。奈良はお酒作りもさかんな地域だったため、酒かすをうまく使って、栄養のある保存食として親しまれてきました。
今では全国でも知られており、奈良のおみやげとしても人気があります。酒かすの香りが強いので、はじめて食べる人はびっくりするかもしれませんが、いちど好きになるとくせになる味です。
奈良を訪れたら、ぜひ本場の奈良漬を味わってみてください。
