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お金のはなし・紙幣



前回まで硬貨についてご紹介していましたが、今回からは紙幣(しへい)についてです。現在では硬貨になっている金額も昔は紙幣でしたが、経済の発展により高額な紙幣が発行されるようになりました。現在発行されている紙幣は、千円・二千円・五千円・一万円の4種類です。紙幣には偽造防止のために様々な工夫がされています。今回はその工夫についてご紹介します。

〇光に透かすと見える「すき入れ」と「すき入れバーパターン」
すき入れとは、紙の厚さを変えて表現する技術で、紙幣の中央にある円の中には肖像と同じ人物が描かれています(①の部分)。②部分には一万円札は3本、五千円札は2本、千円札は1本、それぞれ棒のすき入れが施されています。

〇触るとわかる?「深凹版印刷(ふかおうはんいんさつ)」
③の額面の部分には、特にインキを高く盛り上げる不可凹版印刷が使われていて、触るとざらざらしています。また目の不自由な方が指で触って識別できるように、④の部分にそれぞれ違ったマークのざらつきを作っています。

〇角度を変えると見えてくる模様と特殊インキ
紙幣を少し傾けると、⑤には額面の数字が浮かび上がります。千円札はさらに別の技術で、「千円」も浮かび上がります。また、⑥にはホログラムという技術で桜の画像が見え、⑦はパールインキが塗られピンク色の光沢が見えます。

〇ルーペで見える小さな文字
⑧の部分にはコピー機では再現できないとてもちいさな文字で、「NIPPONGINKO」と印刷がされています。また、紫外線を当てると一部分が発行する加工もされています。

いかがでしたか?実際にどうなのかお財布の中の紙幣を見たくなりませんでしたか? このように紙幣は高度な印刷技術で作られ、コピー機やスキャナーなどで偽造することはできず、もし偽造されたとしても誰もが発見できるようになっています。そしてさらに強化するために、2024年には新しい紙幣が発行される予定になっています。万が一おかしな紙幣を発見したら、すぐに近くの交番に届けてください!

【日本のお金・過去の記事はこちら】
日本のお金 前編  https://tkg-rice.com/event/life/japans-money
日本のお金 後編1 https://tkg-rice.com/event/life/japans-money4
日本のお金 後編2 https://tkg-rice.com/event/life/japans-money3


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