おみくじ② 運勢の順番
前回はおみくじの「見方」についてでしたが、今回は書かれている運勢(吉凶)の「順番」についてご紹介します。おみくじによって書かれている種類が違うのですべてがそうではないのですが、「大吉」から「大凶」まで、7つまたは9つの順になっているのが一般的だそうです。
よいほうから
大吉 → 吉 → 中吉 → 小吉 →(半吉)→ 末吉 →(末小吉)→ 凶 → 大凶
の順ですが、凶がまったくないおみくじや、そもそも吉凶の表記がないおみくじもあります。
「大吉」はもちろんこの中で一番良い運勢、「大凶」は一番悪い運勢ということになってしまいますが、これはあくまで神さまや仏さまからのお告げ=メッセージ。「大凶」と書かれていても、前回ご説明した「和歌」の内容や、項目ごとの運勢をよく読めば悪いことばかり書いてあるわけではありません。大凶だからと落ち込まずに、いい方向へと変えていくためのきっかけになるんだ、と捉えるといいかと思います。
ちなみに、ひいたあとのおみくじが、木などに結んであるのを見たことがある方も多いかと思いますが、必ずそうしないといけないということではありません。もちろん、それ用の場所が用意されていれば結んできてもよいのですが、わたしは必ずお財布に入れて持ち帰り、ふとしたときに読み返しています。
そしてお札とお守りと一緒に、次の年にお返しするようにしています。
おみくじがひけるのはお正月だけではありませんし、年に1回しかひいてはいけないということでもありません。その時、神さまにどんなことをお伺いしたいかを念じながらひいてみてください。