光化学スモッグ注意報

5月半ばの暑い日のこと。自宅で作業をしていると「光化学スモッグ注意報が発令されました。屋外での運動はなるべく控えるようにしましょう」 と、地域の放送がありました。「光化学スモッグ」とは、自動車や工場などから排出される窒素酸化物と炭化水素が、太陽の強い紫外線を受けて光化学反応を起こし、「光化学オキシダント」という物質を発生させ、これが大気中にたまり、白くもやがかかったような状態になることですが、都市部では夏の晴れた風のない日に発生することがよくあります。光化学スモッグによる人体への影響として、目やのどの痛み、めまい、吐き気、頭痛などの症状が出ることもあります。
光化学スモッグ注意報が発令されたら
- 外出は控えて、窓を閉めて外気を遮断する
- 野外での激しい運動は避ける
- バイクや自動車の運転は控える
また、下記のような症状が出た場合、
- 目がチカチカしたり痛みがある→こすらずにきれいな水で洗い流す
- 咳が出たりのどに痛みがある→うがいをする
- 頭が痛い、息苦しい→涼しい部屋で休む
- 手足が痺れる、呼吸困難→医師の診察を受ける
これからの季節、特に7~8月は、気温が高く紫外線も強いため光化学スモッグが発生しやすい気象条件になるので、特に注意してください。