花粉対策は「髪の毛」にも
くしゃみや鼻水などがつらい花粉症。その影響はお肌にも出るということは先月お知らせしましたが、なんと髪の毛にもその影響があるというのです。ということで、今回はその影響と対策についてです。
花粉はウールや綿などの衣類よりも髪の毛に付着しやすいそうです。髪の毛の表面は「キューティクル」という組織に覆われていますが、付着した花粉が水分を奪い乾燥することでキューティクルが開いて髪がパサついてしまうのです。パサついた髪をクシなどでとかすと、引っかかるなどで余計にダメージを受けてしまいます。また、花粉が頭皮に付着するとアレルギー性の皮膚炎を発症し、抜け毛や薄毛などのトラブルの原因にもなります。頭皮の炎症が続くと生えてくる髪の毛が細くなり、薄毛が進行する可能性もあるのです。
では、花粉から髪の毛を守るにはどうしたらいいのか?まず、帰宅したら(室内に花粉を持ち込まないためにも)玄関で髪をクシなどでとかして花粉を落とす。髪がもつれているときに無理やり上の方からとかすとダメージを受けてしまうので、毛先から徐々に行うといいです。また、帰宅後すぐに入浴して髪を洗うとよりいいです。外出する時は帽子をかぶったり、ベタつかないヘアオイルなどを塗るのも効果的です。花粉の飛散はまだしばらく続きます。トラブルになる前にケアしてくださいね。