2月23日は何の日?
2月23日は「富士山の日」です。「2(ふ)2(じ)3(さん)」の語呂合わせから、複数の団体(自治体)で制定された記念日です。
富士山といえば夏の登山シーズンが有名ですが、実は冬は空気が澄み、雪化粧した姿がいちばん美しく見える季節でもあります。遠くからでもくっきりと見える白い富士山は、多くの外国人が思い描く“日本の象徴”そのものです。富士山は2013年、「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」とという名称でユネスコ世界文化遺産に登録されました。でもなぜ自然遺産ではなく文化遺産なのでしょうか?
自然遺産は、原生的な自然や生態系の保全状態が厳しく評価されます。一方、富士山は古くから信仰の山として人々の祈りを集め、神聖な山と仰ぎ登拝(登山)するなどの民間信仰を育んできました。また、葛飾北斎の《富嶽三十六景》をはじめ、多くの芸術作品の題材となり、日本文化を象徴する存在として世界にも影響を与えてきました。つまり「手つかずの自然」だからではなく、人々の信仰や芸術とともに歩んできた山として評価されたということです。2月は登山のオフシーズンですが、冬は最も凛とした姿を楽しめる時期。「富士山の日」に、その美しさだけでなく、文化的な背景にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
