〈工芸生〉印刷博物館
300円で印刷の全てがわかる~印刷博物館~
私達の通っている工芸高校は5つのクラスに分かれ、それぞれ日本の工芸について学んでいます。「工芸」という言葉から皆さんはいったいどんな物を想像しますか?やはり陶芸や染織を想像される方が多いのではないでしょうか。実は私達が日頃目にしているポスター等の印刷物も、その「工芸」の一部なのです。そんな印刷について学べる施設が印刷博物館です。
TOPPANと書かれたビルが目印です。ビルの中に入り、そのまま進むと入り口の自動ドアがあります。 自動ドアを通り、向かって正面がP&Pギャラリーと呼ばれるイベント等の特別展示を行う多目的ギャラリー、左側がミュージアムショップ、そして右側のエスカレーターを降りると受付と常設展示のブースに行くことができます。
常設展示では壁一面に飾られた精巧なレプリカや、音声ガイド付き(中国語対応)の資料室があります。 また、出口付近では印刷工房「印刷の家」があり、ガラス越しに見える活版印刷機や壁一面の活字ケースが目印です。時期によって自分だけのオリジナル一筆箋やコースター、栞等を作る体験ができる無料公開講座や有料のワークショップを催していて、誰でも活版印刷に触れることができます。先着制なので少しでも興味のある方は是非お早めに来館してみてください!
「P&Pギャラリー」で催される無料の特別展示
印刷博物館は特別展示のみ無料で観覧できる場合が多く、またその展示内容もこまめに変わります。 私が取材に行った際は「印刷書体のできるまで」という企画でしたが、7月からは新しい展示が始まります。この展示の観覧のみの入場料は無料です。
写真手前の色とりどりのポスターが次回の展示紹介となります。7月からの新展示は「グラフィックトライアル2017 Fusion」です。グラフィックトライアルとは、グラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新たな表現を模索獲得するための試みです。グラフィックトライアルに関する展示は去年も開催されていて、今年のテーマは「Fusion(統合、融合)」です。期間は7月1日から9月18日と長期間の上無料なので、是非この展示だけでも鑑賞しに来てはいかがでしょう。もちろん、常設展示も興味のある方はとても楽しめるものとなっておりますので、常設、特別とどちらも見学されることをオススメします!
◎所在地 〒112-8531
東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
◎開館時間 10時~18時(17時30分までに入場)
◎休館日 毎週月曜日(ただし祝日の場合はその翌日)
◎入場料 一般:300円
学生:200円
中高生:100円
※団体(20名以上)の場合はそれぞれ50円引き
・特別展示開催時には、料金変更の場合があります。
・5月5日、11月3日は入場料が無料となります。
・P&Pギャラリー(特別展示)、ミュージアムショップのみの入場は無料です。
◎アクセス
電車をご利用の場合
- 江戸川橋駅
地下鉄有楽町線(4番出口)より8分 - 飯田橋駅
JR総武線(東口)、
地下鉄有楽町線、地下鉄東西線、地下鉄南北線(B1出口)
地下鉄大江戸線より13分 - 後楽園駅
地下鉄丸ノ内線、地下鉄南北線(1番出口)より10分
バスをご利用の場合
- 都営バス[上69]
上野公園 ~ 春日駅前 ~ 小滝橋車庫
「大曲」、「東五軒町」下車いずれも徒歩約3分 - 都営バス[飯64]
九段下 ~ 飯田橋駅前 ~ 小滝橋車庫
「大曲」、「東五軒町」下車いずれも徒歩約3分