「鍋」が食べたい！～お正月編～
冬に食べたくなる鍋料理をご紹介している「鍋が食べたい！」
今回は、お正月に食べたくなる鍋、と聞いて私が思い浮かべるふたつの鍋をご紹介します。
まず、最初の写真の「すき焼き」です。すき焼きは、関西で生まれたと言われ、関西と関東で調理の仕方が異なります。関西では牛肉を焼いてから醤油・砂糖などで調味し、そのあとから野菜を入れて酒や水などで調節します。牛肉を焼くので肉のうまみをダイレクトに味わえます。関東では醤油・砂糖・酒などでつくる「わりした」を鍋で煮立ててから、野菜を入れて火を通し、後から肉を加えるのが一般的です。わりしたで煮ることで、野菜からでるだしのうまみも感じられます。食べるときに溶き卵をつけるのですが、これはどちらにも共通しています。
ふたつめは「しゃぶしゃぶ」です。
しゃぶしゃぶは中国から日本に伝わりました。ベトナムの「ロー・ボー・ニュン・ザム」がしゃぶしゃぶに似ているようですね。煮立った湯やだしに薄く切ったお肉を、「しゃぶしゃぶ」と軽くくぐらせて、ポン酢やゴマダレにつけて食べるのが一般的です。ネギや白菜などの野菜も煮て一緒に食べますが、私のおすすめは「レタス」。お肉と同じように軽くしゃぶしゃぶしてお肉で巻いて食べると、柔らかいお肉とシャキシャキしたレタスの触感が楽しめます。
どちらの鍋も普段から食べることもできますが、お正月には特別に高級なお肉を食べるイメージがあるので、このふたつの鍋をご紹介しました。とても人気の鍋料理なので、皆さんもご存じだったかもしれませんね。
