みかん、どちらからむく？
日本人に最も馴染みのある果物の一つで、寒い季節になると、スーパーでは箱ごと売られていることもある「みかん」。先日友人宅へお伺いしたときに、テーブルにみかんを置くと、子どもたちがわーっと集まってきて、争うようにみかんを食べ始め、十数個あったみかんがあっという間になくなってしまいました。みかんは手で皮をむきますが、皆さんはヘタとその逆のくぼんだ部分と、どちらからむいていますか？ わたしはくぼんだ部分に指を入れてむいていますが、どうやらヘタからむいたほうが実についている白い筋がきれいに取れるということで、実際にためしてみると、絶対というわけではないですが、ヘタからむくと筋がすーっと皮にくっついていくようです。でも、わたしが不器用なせいなのか、ヘタからむこうとすると余計な力が入って、果汁がとんでしまうので、逆からのほうがむきやすく感じていました。
そこで知ったのが「有田むき」と呼ばれるむき方です。和歌山県の有田はみかんの名産地。そこでは定番のむき方で、くぼんだ部分から指を入れてかわごと実を2等分し、さらにそれぞれを半分にしたら、ヘタの方から皮と実をはがしていく。現地の方ははがさずそのまま食べているようですが、むきやすくて白い筋もきれいに取れるこのむき方は、何年か前に動画サイトなどで話題になって、いまでは全国的に知られるむきかたなんだそうです。この方法で、わたしもむきやすい方からかんたんキレイにみかんの皮をむけるようになりました。
もし興味があれば、動画サイトで「有田むき」と検索してみて下さい！
