日本の生活「たたみ」
みなさんは「たたみ(畳)」という言葉を聞いたことがありますか?
たたみは日本で古くから使用されている床材です。ベトナムの住宅の床はタイルが多いかと思いますが、ベトナムにも畳を作っている会社があり、レストランやアパートで使用されているところもあるそうですね。
たたみの敷かれた部屋を和室と言いますが、みなさんが日本で住んでいる部屋も和室かもしれませんね。日本人はたたみの上に布団を敷いて寝る習慣があるので、和室の賃貸住宅も多くあります。たたみ1枚の大きさを「一畳(いちじょう)」と言い、たたみが6枚敷かれた部屋は「六畳(ろくじょう)」8枚の部屋は「八畳(はちじょう)」の広さとなり、住宅を借りるときに見聞きした方もいるかと思います。
住宅のほかにも和室の飲食店や人が多く集まる公民館など、たたみが敷かれていると場所はよくあります。旅行に行けば旅館や民宿なども和室の場合が多いので、「たたみ」という言葉を知らなかったとしても、すでに触れたことがあるかもしれませんね。
たたみは「イグサ」という植物を使って作られています。その香りは日本人にとって心休まる香りのひとつです。たたみの上で寝転がるのが日本人の好きな行為でもあり、とてもリラックスできます。床に直接寝転がるなんて、日本以外の国ではよくない行為かもしれませんが、機会があればトライしてみませんか?日本人がたたみを好きな理由を、わかっていただけるかもしれませんので。