日本と海外の飴細工の違い

白く練り上げた飴を切ったり伸ばしたりして形を作る飴細工。食べるだけでなく、観賞用としても広く楽しまれていますが海外の飴細工と日本の飴細工では様々な違いがあることを知っていましたか?
今回はそんな飴細工の違いについてご紹介します。
歴史
日本の飴細工の歴史は今から1200年以上前に、当時の中国から来た職人が現在の京都にて飴細工を売り始めたことが由来で、砂糖が希少だったので高級品として扱われていましたが江戸時代には砂糖が手に入れやすくなったため飴細工作りも活発になっていきました。
一方海外では、11世紀には砂糖細工が作られたとされており、その後飴細工と確立した作品ではなくその他の洋菓子の組み合わせのために使われる装飾として飴細工が誕生したと言われています。
和と洋の違い
〈日本〉
- 手袋を使わず熱いまま飴を素手で練り加工をする。
- 握りハサミなどで切っていき棒の先についたまま提供される。
- 屋外での作業を想定したものなので技術のため道具はハサミや筆など最低限
〈海外〉
- 屋内での作業なので専用の洋菓子作り用の道具類がそのまま使われる。
- 細かいパーツも組み合わせた上で総合的な洋菓子の作品となる。
- ガラスのような光沢やツヤを強調する傾向がある。
日本のものと海外のものとでは作り方が大きく変わるため同じ飴細工でも違った楽しみ方ができます。ぜひその違いを探しながら飴細工を楽しんでみてはいかがでしょうか。