11月22日は何の日?
11月22日は「大工さんの日」です。こちらはいくつか理由があり、
- 11月は「技能尊重月間(ぎのうそんちょうげっかん)」であること。
- 漢字の「十一」を組み合わせると「士」となり「建築士(けんちくし)」にふさわしいこと。
- 22日は大工の神様とされる聖徳太子(しょうとくたいし)の命日であること。
- 「11二二」を組み合わせると、11は2本の柱を表わし、二は土台と梁(はり)あるいは桁を表わして軸組合の構造体となることから11月22日が大工との関係で密接であること。
などから、日本建築大工技能士会が1999年に制定しました。大工の神様とされる「聖徳太子」ですが、この人は日本人ならば大体の人が学校の授業で一度でも聞いた人物の名前ですが、私は大工の神様ということは知りませんでした。
聖徳太子はなにをしたのか?
- 西暦600年 中国の隋(ずい)に日本人を派遣し、国際交流をはかりました。この時に中国に派遣した人たちを遣隋使(けんずいし)と言います。
- 今も大工職人さんたちが建築に使用する矩尺(かねじゃく)を中国から持ち帰った。
- 四天王寺や法隆寺などの建築に携わり、1300年の歴史を持つ法隆寺は、世界最古の木造建築物ともなっている。
聖徳太子が進めた大寺院(だいじいん)の建設は、木工の大工をはじめ、家の建築にかかわるあらゆる職種の育成を飛躍的に促進する役割を果たしているため、祖神(おやがみ)と崇められるようになったとのこと。日本の1万円札にも描かれていた人物でもある、聖徳太子がいたから日本の伝統建築は世界にも誇れるものとなりました。いかがでしたでしょうか?建築系の実習生の方々には少し関わりのありそうな日をご紹介しました。11月22日は他にもいくつか記念日となっているのでご興味ありましたら調べてみてください。