のどの乾燥を防ごう
風邪・インフルエンザ・コロナなどの感染者が増加傾向にあります。ウイルスや細菌などの病原体は口や鼻から体内に入ります。のどの粘液や粘膜にはそれらを防御する機能がありますが、のどが乾燥しているとその機能が弱くなり、炎症が起きやすくなってしまうのです。なのでのどを乾燥させないことがとても大切。水分補給はこまめに行うように心がけましょう。
のどの乾燥予防に効果的な、唾液の分泌を促すマッサージがあります。
- ① 耳の横のあたり(耳下腺(じかせん))に指をあてて後ろから前に向かってゆっくり回す
- ② あごの先端部の内側(舌下腺(ぜっかせん))を親指を揃えてぐっと押す
- ③ あごの骨の内側の柔らかい部分(顎下腺(がっかせん))の耳の下からあごのさきまでを、骨に沿って5か所くらい順番に1~2秒押す
また、室内では加湿器を使用する、寝ているときはマスクをつけるなども乾燥の予防になります。のどの粘膜を良い状態で保つには、亜鉛・ビタミンA・ビタミンDの多い食材をとることも大切です。亜鉛は牡蠣・しらす・レバーなど、ビタミンAはレバー・卵・人参・ほうれん草など、ビタミンDはサケ・サンマ・きのこ類などに多く含まれています。ぜひ今日の食事にも取り入れてみてください。