花粉を引き寄せる「静電気」を防ぐには
季節外れの暖かさもあり、今年は例年よりも早く飛び始めた「花粉」。花粉症対策にマスクと眼鏡で目・鼻・口を守っている方は多いかと思いますが、着ている服にも花粉症対策が必要なのはご存知ですか?服はこすれると静電気を発生させます。歩いているだけでも静電気が発生するので、外であれば静電気が花粉を引き寄せ服に付着します。知らず知らずのうちに花粉を大量に部屋へ持ち帰っているかもしれません。また、静電気は花粉だけではなくホコリやウイルスも引き寄せ付着させるので、他のアレルギーや感染症対策にも静電気を防ぐことは有効です。
では、どうやって服への付着を減らすのか。静電気は異なる素材がこすれると発生します。素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気が帯びやすいものがあり、これがこすれあうと静電気が発生しやすくなります。逆にプラス同士、マイナス同士であれば静電気は発生しにくくなります。
上の図より、例えば
✕ポリエステルのシャツの上にウールのカーデガンは静電気が「発生しやすい」
○綿のトレーナーの上にポリエステルのコートは静電気が「発生しにくい」
ということになります。綿や麻の素材であればもともと帯電しにくいので、こすれあっても静電気は発生しません。花粉対策だけでなく、普段から静電気が起きやすいと感じている方も、素材の組み合わせを参考にしてみてください。