本当に怖い「落雷」
先月、宮崎県の高校のグラウンドに雷が落ち、18人が搬送されるという事故がありました。気象庁によると、2005~2017年の12年間の落雷による被害の数は1,540件。7~9月の夏場が多く、8月が最も多い468件とのことですが、季節を問わず発生しています。また、場所を選ばずどこにでも落ちる可能性があります。周囲より高いものに落ちやすく、グラウンド・平地・山頂・屋根などの周囲の開けた場所にいると、直接人に落雷することがあり、その場合約8割の人が死亡します。「ゴロゴロ」という音が遠くから聞こえたとしても次の瞬間落ちることもあり、周囲が急に暗くなったりひやりとした冷たい空気を感じる場合も、雷が起きる可能性があるそうです。日本大気電気学会(Society of Atmospheric Electricity of Japan)のHPには「雷から命を守るための心得」として、以下の3点が書かれています。
- 海や山のレジャー、屋外イベント、ゴルフなどが要注意
- 雷鳴が聞こえ、近くに積乱雲が存在する時は、とにかく建物、車の中に逃げる
- 天気情報をチェックして、予定を変更する勇気をもちましょう。
落雷はいつどこで起きるかわからない、わたしたちのとても身近にある危険なのです。
次回、「雷が起きたらどこに逃げるか」を掲載します。