Live119
「Live119」というシステムを使って人命救助に貢献した二人の高校生に、東京消防庁より感謝状が贈られた、というニュースを見ました。その高校生二人は、飲食店で高齢の女性がせき込んで倒れるところを目撃し、すぐに119番(消防)へ通報をしました。倒れた女性はのどに食べ物を詰まらせて、意識不明の状態だったらしいです。電話で応急処置を行っていましたが、電話の担当から、スマートフォンで映像をリアルタイムで消防の指令室に送ることのできる「Live119」を案内され、接続し、指令室からの指示に従って応急処置をしたそうです。意識不明だった女性は、周囲の人たちの協力もあり、救急車が到着するまでに意識が戻り一命をとりとめました。ただ、この応急処置の間に撮影をしながら通話をしている女子高生のことを、興味本位で撮影していると勘違いした人もいたようで、東京消防庁はこのシステムの活用を進めるとともに、周知も図っていく方針です。
ということで改めて、
「Live119」は、スマートフォンのカメラ機能を使い、その場の映像をリアルタイムで消防の指令室に送るシステム。指令室が通報を受けたときに、音声通話だけでは状況の把握が難しく職員がそれを必要と判断した場合、通報者のスマートフォンにURLが記載されたショートメッセージが送られるので、通報者はそこからアクセスし、カメラで撮影された映像がリアルタイムで指令室に送られるという仕組みです。通報してから救急車が到着するまでの間に、具体的な救命措置が伝えられることで、迅速な対応が可能になります。