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泳げたいやきくん  ハノイ編



沖縄から辿り着いた?

また、また、大変古い話をします、50年前の話で著者がうら若い18歳のころのお話です。そのころ、爆発的に『およげタイ焼き君』 というコミカルソングが巷で大流行していました。 何とアナログシングルレコードで450万枚以上の売り上げを達成し輝かしい成果を上げた楽曲でした、1975年のことです。みなさん、『たいやき』という焼き菓子を知っていますか? 水で練った小麦粉の生地の中に餡(小豆)を閉じ込め、鯛(魚)を模った金属製の型に押し込め、両面を火で焼き魚(鯛)の形状をしたパンケーキの焼き菓子を指します。季節的には寒い冬の季節に熱々の『たいやき』を食べるのが旬とされています。そのコミカルソングは焼いている最中に鯛(タイ・魚)が飛び出し、海の中へ飛び込み海中をさ迷い冒険するという物語で、『およげーたいやきーくん』となった次第で、日本本土では大衆的なお菓子でした。著者が初めて沖縄を訪れた 1976年、日本全国で大流行したコミカルソング『およげたいやきくん』と共に『たいやき』は沖縄へ上陸した次第、何とその頃まで沖縄には『たいやき』は存在しなかったようで、大ブームを巻き起こし、沖縄県民はこのコミックソングを聴きながら初めて見る『たいやき』をほおばっていました。話が長くなりました、 ネットを検索していたらハノイでも『たいやき屋さん』は存在していることを確認し、沖縄の調理場から再び大海へ飛び込み果てはベトナムまで辿り着いていたと妄想し、今回の投稿文の題材とした次第です。ハノイの たいやき屋さん の看板は日本語で『たいやき』と表記されまさしく日本伝来の『本物』とアピ-ル しています。ところが、外観上は魚を模して『たいやき風』ですが中身の「餡」は全く異なり、ご本家日本では小豆を甘く炊いた餡が主流ですが、ベトナムの場合はアイスクリーム、アップルパイ状、フルーツクリーム等と既に多種の甘味の餡がそろい、まさしく、魚の形をしたクレープです。まだ、ここまでは許せます。更に 、ベトナム版は牛肉ミンチ、チーズやらハムやらレバーペーストやら『しょっぱい系の具材』を魚の腹に詰め込むようで、こうなると、もはや日本の甘いお菓子『たい焼き』とは大きく異なり、むしろ『バインミー』へ方向転換。日本の『たい焼きくん』は大海へ飛び込み、1976年に沖縄へ辿り着き、時を経て再度大海原へ飛び込み、道中、変貌を遂げ異なる種へと進化した様ですね。ベトナムに生息する珍種のたい焼きくんのお話でした。


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