うちわと扇子
日本では、暑くなってくるとうちわや扇子であおいでいる人をよく見かけますね。どちらも風を起こすためのものですが、具体的にどのような違いがあるのか紹介します。
歴史

・うちわ
古墳時代に中国から日本に伝わりました。中国では「さしば」と呼ばれ、身分の高い人々が自分の顔を隠すのに使われていたようです。

・扇子
平安時代に日本で考案されました。当時はあおいで風を起こすことよりも、記録・メモとしての使用や、虫を追い払うことに使われていたようです。
うちわと扇子の違い
・うちわ
風を作り出す部分が大きいため、涼をとることに特化しています。そのかわり、持ち運びには向いていません。家やお祭りなどで使用されることが多いです。
・扇子
起こせる風はうちわに比べて弱いです。そのかわり、あおいだ時の音が小さく携帯性にも優れています。屋内・屋外を問わず、どこでも使用されています。
冷房や扇風機を使うのもいいですが、うちわや扇子を使えば節約にもなります。皆さんはどちらが使いたいですか?賢く使ってこれからの暑い時期を快適に過ごしましょう。