延長コードの寿命
前回、過電流による危険について掲載しましたが、許容電流を超えていなくても、延長コード自体が原因で火災が起きてしまうこともあります。延長コードは長年使ったり、挟まったりねじれたり無理のある環境で使うなどで劣化し、気づかないまま使い続けることで危険度が増していきます。劣化しているかどうかは外から見ただけではわからないかと思います。では、どう見分けるか? その前に、実は、延長コードには寿命があります。焦げたり断線したりというトラブルが5年を過ぎると増えるということで、5年を過ぎたら安全かどうか点検が必要になります。点検のポイントは
- 差し込み口やコードが熱くなっている
- コードが固くなっている
- つないでいる電化製品がついたり消えたりする
- プラグが抜けやすい
- コードやプラグにひび割れがある、また、焦げたり溶けたり変形している
ひとつでも当てはまる場合は新しいものに交換しましょう。5年をすぎても丁寧に使っていれば寿命は伸びるので、無理やり引っ張ったり踏みつけたりしないように、気をつけて使うことも大事です。
そして、延長コードを新しくする場合、おすすめしたいのが「過電流防止」タイプの商品です。消費電力の合計が許容量を超えると、内臓のブレーカー機能が作動し自動的に電気を遮断してくれます。候補のひとつとして検討してみてください。