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「お札」が変わる 2



今年の7月に変わる、新しいお札についての第2回目です。今回はそれぞれの額のお札の肖像になった人物についてご紹介します。


10000(一万)円札  渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)

日本初の銀行のほか500以上の会社の設立にたずさわった人物。明治から昭和にかけて活躍し「近代日本資本主義の父」と呼ばれています。また、約600の教育機関や社会公共事業、研究機関などの設立・支援にも力を注いでいました。お札に描かれた肖像は、70歳のお祝いのときに撮影された複数枚の写真を参考にして描かれました。


5000(五千)円札  津田 梅子(つだ うめこ)

女性の高等教育をめざす私塾「女子英学塾」(現在の津田塾大学)の創立者。女性の地位向上こそ日本の発展につながると、生涯を通して女性の自立と地位の向上に尽くしました。お札に描かれた肖像は、女子英学塾を設立し教育者としてのキャリアが確立した30歳代の写真を参考に描かれました。


1000(千)円札  北里 柴三郎(きたさと しばさぶろう)

全身を痙攣(けいれん)させると恐れられていた病気「破傷風(はしょうふう)」の、予防と治療方法を明治時代に開発し、「近代日本医学の父」と呼ばれる微生物学者。日本初の伝染病研究所を設立し新薬を作るなどのほか、慶應義塾大学医学部の創設、日本医師会などの医学団体や病院の設立なども行いました。お札に描かれた肖像は働き盛りで充実した様子がみえる、50歳代の写真を参考に描かれました。

この3人が選ばれた理由は、「それぞれの分野で傑出した業績を残すとともに、長い時を経た現在でも私たちが課題としている新たな産業の育成、女性活躍、科学の発展といった面からも日本の近代化をリードし、大きく貢献した方々。三者ともに、日々の生活に欠かせず、私たちが毎日のように手に取り、目にする紙幣の肖像としてふさわしいと考えています。」ということです。


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